基礎

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コンクリート打ち込み

今日は立上り部分コンクリート打ち込み
コンクリート打ち込みとは………つまり生コンを型枠に流し込む作業ですね。
朝早くからコンクリートミキサー車とコンクリートポンプ車が現場に横付けになりました。

コンクリーヌ

待ってました!
バンバン生コン流し込んで下さい。

この空間に生コンを流し込みます

この空間に生コンを入れてゆきます

コンクリを流し込むのは、この枠の間。
鉄筋と枠の間の距離を「かぶり厚」と言って、基礎の強度でとても大切だそうです。

流し込んではバイブレーション

生コンを流し込み、すぐに振動を加えます

コンクリを流し込む職人さんは二人一組。

ミキサー車→ポンプ車→ホース

の順番で流れてきた生コンを「ドボドボ」と枠の中に流し込み、すかさず相棒が「電動のバイブレーター」で振動を与えてゆきます。
こうやって気泡が入ったり、不均一になるのを防ぐのですね。

若い男の子のコテさばきに飴ちゃんをあげたくなる私

コテで表面をきれいに

さらに、若くて可愛い男の子がコテを使って表面をならしてゆきます。
可愛い写真をお店出来ないのが残念。おばちゃん飴あげましょう。

アンカーボルトの「田植え」

アンカーボルト

アンカーボルト」は土台と家をしっかりつなぎ止める大切な金属です。

田植え

生コンが固まる前に「アンカーボルト」を次々に埋め込んでゆきます。

高さを測定

植えては、垂直に立っていることを確認し、正確に高さを測ってゆきます。
職人さんは「アンカーボルト植え続けて80年」みたいな人でした。

きれいに植え付けられました

きれいに植え付けられました

こうして数時間の内に生コンの流し込みと、アンカーボルトの田植えが終了。

ホールダウン金物

ホールダウン金物

基礎の四隅にはひときわ大きな金具がそそり立っていました。
これは「ホールダウン金物」といって

地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐために必要不可欠な金物で、柱脚(柱の下部)と柱頭(柱の上部)の両方に取り付けるものである。

Wikipedia

だとのこと。
英語では「hold down」(押さえつける)と書きます。
逆の「hold up」だと「手を上げろ!」という意味だと思っちゃいますが、実際は「ちょっと待って!」といった意味だそうです(以上雑学でした)。

ここままで出来ました

今の状態の図

以上、基礎がここまで出来ました。
これからは「基礎断熱」にするために基礎が横方向に伸びてゆきます!

アリガトショコラ

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基礎

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基礎の立上り部のコンクリート枠が取り払われ、いよいよ基礎らしくなってきました。
早く大きくなれ〜。

埋め戻しと上下水道の配管

今までは地表面から穴を掘り(根切り)、そこに基礎を作ってきました。
ここからは元のレベルまで土を入れて埋め戻し、さらに地下の配管(上下水道)を配置します。

埋め戻し

図にするとこんな感じになります。
GL(Ground Level)が地表面の高さということですね。

下水の配管が通りました

さらに、下水道の室内部分の配管が配置されました。
どの管がどこに繋がるのか興味津々。

ワカランヌ

たぶんこんな感じだと思うのですが、ほんとかどうかはわかりません。

下水の排水は自然に流れるようにするので、室内から室外に向かって傾斜がつけられている…はず
ここまで来ると、もう職人さんにおまかせするしかありません。よろしく!

土間コンクリート打ち

この家は「基礎断熱」なので、さらに地表面にコンクリートを打ってゆきます(土間作り)。
一見したところ「ベタ基礎」と似ているのですが、布基礎のコンクリート土間は

という特徴があるようです。

基礎完成!

そして地面にコンクリートが流し込まれ、ついに基礎が完成しました踊り

この状態の断面図です。
杭打ちから約20日間かかってここまでできあがり、感無量でした。

カラスの奴らめーー!

しかし、翌日現場に行ってみると、コンクリート土間にたくさんのカラスの足跡がついていました。

イカリーヌ

カラスの奴らめーー!

まあ、床下なので完成後に見ることはないと思うのですが、それでも腹立たしいです。
このことを基礎屋さんに伝えると、後日左官さんがきれいに直してくれました。
ありがとうございます。

しかし当のカラスは足をコンクリまみれにして、その後どうなったのでしょう??

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基礎

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コンクリートの「基礎」が出来上がりました。

「基礎の次に来るのは応用かぁ!!」
「じゃない!!」(と一人でぼけ突っ込みをする)

そう、基礎が終われば、いよいよ上方に伸びてゆく番です。
XY軸の二次元だった世界にZ軸が加わって三次元になる!
三次元の次は四次元
そしてその次は恐らく給食時間であろうと…

今日は三次元の使者とも言うべき「足場屋さん」が朝から2人組でやってきました。
そしてエッホエッホと単管を運び、カンカンという心地よい金属音を響かせ、みるみるうちに足場を組み立ててゆきました。

天高く伸びるその雄姿はまるであの筋肉系番組「サスケ」のセットのようでした。
スパイダークライムかサーモンラダーか!!!

そして夕方には仕事を終えた足場屋さんたちは、颯爽とその場を去って行くのでした。

ダジャレーヌ

足場屋さんは足早に来て、足早に去って行くのでした。

つまりこれが言いたかった。

下から覗くと

足場の中に入り、下から魚眼レンズで撮ってみました。
この足場の中に家が建ってゆくのですね。

天端均し

足場組み立ての翌日は左官屋さんが一人で来て「天端均し」(てんばならし)という作業をしてくれました。

「天端」というのは土木用語で「擁壁などの構造物の各部の最頂部」のことだそうです。
ほんと、建築関係は専門用語が多くて大変です。
先日も建築士さんが

建築士

どげんに連絡しましょうか

と急に九州弁になったので、一体どうしたのかうさぎと思ったら「土木現業所」の略でした。
そんな略語知るかーーー!!
でもメモメモ。

天端均しは基礎のてっぺんを平らにする作業

さて気を取り直して…

「天端均し」というのは、表面がガタガタの立ち上がりコンクリートのてっぺんをモルタルで真っ平らにする作業なのでした。

天端均し断面図

これが左官屋さんがやってくれた天端均しの断面図。
上品に言うと「おてんば均し」ですね。(じゃじゃ馬馴らしみたい)

基礎の天端が水平ではないと、家全体が傾いてしまうので、大切なステップです。

これでほんとに基礎が完了

さあ!天端均しが終わり、これでほんとに基礎が完成しました。
いよいよ材木チームがここに乗っかってゆく予定です。

ここで4日間のお盆休みに入るのでした。
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建物本体作り

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4日間のお盆休みが終わり、いよいよ我が家が上方に伸びてゆく時がやってまいりました。
伸びよ上方へ!花開け我が人生!!

現場に行くと、材木がたくさん積み重ねてありました?
これらはCADのデータを使って工場で加工されたプレカットと呼ばれる材木で、既に寸法通りに切られ、穴や出っ張りも出来ており、すぐに組み立てられる状態になっている物なのでした。

なので、この場で大工さんがカンナで「シャッ!シャッ!」と木を削ったり、ノミで「カンカーン」と枘(ほぞ)や枘穴を開ける姿を見ることは出来ないのでした。
でも

親方

「おう亀、シンナーに気をつけてカベ塗んな!」
「わかりました親方!」

というやりとりは聞けるかな?

大工さんは3人組

ここから私たちの家を作ってくれる大工さんは、若者2人(棟梁、見習い)とおじさん1人の3人組
普段は渋いけど、時々見せる笑顔が素敵な棟梁は真冬でも早朝にサーフィンをしてから現場に来るというエネルギッシュで健康的な男性です。

近所に鳴り響く「パコーン」

まずはコンクリートで作った基礎の上に「土台気密パッキンレール」(カタログPDF)という紐状のゴムを置き、防水シートを重ね、そこに土台の材木を固定してゆきます。
土台の材木を組むとき、ハンマーで叩く「パコーンパコーン」という景気のいい音が響き渡ります?

土台近辺を図にすると

こんな感じでしょうか。

1階の床が出来ました

そんなこんなで、2日間で1階の床まで出来ました。なんか舞台のようです。
さあ!明日からはいよいよ柱が立ってゆく予定。

いよいよ本格的に建方開始

そして翌日午前9時ジャスト。
棟梁が材木を手に舞台に上がり、慎重に記念すべき一本目の柱を立てます。
その時くす玉が!割れません。
でも割れんばかりに拍手を送りたい気分でした。

さあ、ここからがすごいです。

専用工具で上からたたき込みます

柱を立てるたびに、この手作り感満点の専用工具で上からカンカンたたき込んでゆきます。
頑張れーー。

すごい速度!

そのペースの速いこととあったらありません。ものの10分でこれだけ立ってしまいました。
タイムラプスで撮ればよかったですね。

パーツには場所を示す書き込みが

材木の1本1本には「ほ五」「ち6」のように、それがどこに使われるか書き記されていました。
「いろはにほへと」がX軸、「一二三四五」がY軸という感じでしょうか。

しかしこれだけたくさんの材木を間違えずにテキパキと組み立ててゆくのはたいしたものです。

上から見ると

大工さんが昼休みをとっている間に、ドローンで上空から撮影してみました。
感激〜!

建方は一気に進むと聞いています。
ここしばらく気を抜けません!(私が気を張っても仕方ないのですが)。
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建物本体作り

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1階の床に記念すべき一本目の柱が立った翌日には、もう2階の床が出来てしまいました。

若大将

建方が始まったら早いよーーー!

とは聞いていましたが、ほんとに爆速ですクルクル
しかし今までの基礎作りが発掘作業のように地味だったので、やっと「家が出来る!」という実感がわいてきました。

実際問題として、このスカスカ状態で大雨でも降られたらたまりません。
小ぶりくらいなら大丈夫ですが大ブリだったら大変です。寒ブリだったらいいですが。
なので、早く屋根や壁まで作ってしまいたいというのもあるのでしょう。

屋根裏部屋出現

その翌日には屋根裏部屋まで出来てしまいました。
今までの人生、屋根裏部屋など住んだことがないので(住まない)、一体どんな空間になるのか妄想が広がります。
秘密基地?アジト?アンネの日記?

ちなみにこの屋根裏部屋は

  • 床面積が2階の1/2以下
  • 高さが1.4m以下

ということで床面積には算入されないそうです。

まるでテオヤンセンのような

さらに翌日には、屋根の骨格まで出来てしまいました。すごい!
柱だらけのそのお姿はまるでテオヤンセンのオブジェのようです。テオヤンセンだったらこのままシャカシャカと動き出すのでしょうが。(動き出されたらたまりません)

しかし後から思ったのですが、この時点でもっと写真をくまなく撮っておけば良かったです。
完成後に棚やブライドの取付などで壁にビスを打ち込むとき、どこに柱があるかわからなくなってしまうのです。

破風と鼻隠し

家の建設では、たくさんの職人さんが入れ替わり立ち替わりやってきて作業をしてくれます。

カネリーヌ

私のためにこんなにたくさんの人が働いてくれる!

と思うとチヤホヤされているようで感無量でした。
まあ私たちがお金を支払っているので当たり前なのでしょうが、自分のお金で人が動いてくれるという実感をひしひしと感じました。
職人の皆さんありがとうございますぺこぺこ

この日は屋根担当の「屋根屋さん」(ミヤネ屋さんではない)が来て、破風や鼻隠しを作ってくれました。
「巾木」「ささら」など業界用語もたくさん覚えました。

電動工具がすごい

現場の作業風景を見て驚いたのは、電動工具の威力でした。
電動のこぎりや電動ドライバーもすごいけど、特に感激したのがこの圧搾空気を使った釘打ち機(ネイルガン)
圧搾空気で、釘を目にもとまらぬ早さでバンバンシュポンシュポンと打ち込んでゆきますわぉ
トンカチでトントンカンカンなんて優雅な時代じゃないのですね。

まるでマシンガン

間近で見ると、弾倉のように釘が連なり、まさに釘打ちマシンガン!
実際、

フリーな状態であればネイルガンから打ち出された釘は約20mほどの飛距離があるといわれています。

ネイルガン(釘打ち機)は武器になる?殺傷能力や威力などその真相に迫る!

だそうです。
映画「リーサルウェポン2」でもこれが武器になるシーンがあるそうです。
かっこいいけど怖い怖い。

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建物本体作り

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建設現場には毎朝9時前にクーラーボックスに保冷剤と飲み物を入れて持って行き、終了時間の17時頃にクーラーボックスを回収に行っていくようにしました。

暑い中一生懸命に働いてくれている職人さんたちに少しでも感謝の気持ちを伝えたいというのと、現場の進行具合を見たり、職人さんと話すきっかけになればと思ったのです。

しかし問題は職人さんたちの好み。
建築士さん経由で探りを入れたところ、缶コーヒー(無糖、微糖)が好きなことが判明。
うん、やはり職人は苦み走ったコーヒーが好きなのでしょう。うんうん納得。

しかし途中からコカコーラ麦茶を加えてみたところ、どうやらコーラの売れ行きがいいことがわかりました。
さらにある日現場の産廃の山を見てみると、カルピスソーダオレンジジュースの空き缶が捨てられていることを発見わぉ

え、実は甘い飲み物が好きなのかしら!

その後、カルピスソーダ、なっちゃん、デカビタ、野菜ジュースなど様々な飲み物を入れて反応を見たところ、甘い飲み物に人気があることが判明。
厳(いか)つい職人さんたちがカルピスソーダを美味しそうに飲んでいる姿を想像してうれしくなりました嬉しい〜

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一気に屋根作り

さて、今日(2020年8月25日)は屋根作りが一気に進みました。
大工さん二人が組になり、一人が屋根の柱に乗り、もう一人が下から板を手渡してゆきます。

めちゃくちゃお足元の悪い状況でこのやっかいな作業をするのはかなり大変だと思います。
ほとんど平均台に立っているような状態です。頑張れーー、落ちないでーー!

ネイルガン打ちまくります

ここでも活躍するのは「ネイルガン」。
シュパンシュパンと景気よく近隣界隈に音を響かせながら釘を打ち込んでゆきます。

この作業もやはり爆速でした。
10時50分頃に作業が始まり、30分ほどで片面完了。

さらに11時50分には全部張り終えてしまいました。
所要時間たったの1時間わぉ
ネイルガンの威力なのでしょうか。

板の上にルーフィング(防水材)設置

午前中のうちに屋根の板を張り、午後からは選手交代して板の上に何やら黒っぽいものを張り始めました。
アップで見ると「TAJIMA P-Ex」と書かれています。
調べたところ、これは「アスファルトルーフィング」という防水材で、屋根からの雨漏りを防止するために張るそうです。

このTAJMA号はアスファルトルーフィングを改良した「改質ゴムアスファルトルーフィング」(ゴムアス)というもので、

アスファルトの欠点である状態変化による劣化を克服するため、アスファルトにゴムや合成樹脂、ポリマー、プラスチックなどを混入させ耐久性を高めたのが改質アスファルトといい、これを材につかったものが改質ゴムアスファルトルーフィングです。耐久性は20年以上と長寿命になります。

アスファルトルーフィングとは?種類による特徴とその選び方

なのだそうです。
まあ要するに平たく言えば、板と屋根材のアスファルトシングルの間に敷く防水シートのようなものなのでしょう。

壁が出来てきた!

8月25日に屋根の下地まで完成し、その翌日の午前中には壁が出来てきました。
速い!
というか、天気がいいうちに屋根と壁を全部作ってしまいたいのだろうと思います。

この状態で一発ドローンを飛ばして上空からながめてみました。
土地に線だけ引いた状態ではちっちゃいなーと思ったのですが、こうやって屋根が出来るとけっこう大きく見えますね。

アスファルトシングル葺き開始

8月27日の朝一番からアスファルトシングルの屋根葺きが始まりました。
これも職人さんが屋根の傾斜に乗っかって作業するのですが、見ていてこっちがヒヤヒヤしました。

そして屋根葺きも完了

翌8月28日にはついに屋根葺きも完了。
屋根材は多種ありますが、いろいろ研究してこのアスファルトシングルにしました。
実に思い入れのある屋根なのです。

この状態でもドローンを飛ばしてみました。
やはり屋根を見るにはドローンが一番ですね。

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サッシが届きました

8月29日。夕方大工さん達もいなくなってから現場に行くと、サッシ(窓)が到着していました踊り
「いよぉっ」
と持ち上げてみましたが、ずっしりと実に重かったです!
さすが高断熱窓。今まで私が知ってたサッシとはひと味もふた味も違います。
そして、思ったよりもデカい!

LIXILのエルスターSまたはXを採用

サッシは基本的に全部LIXILの「エルスターS」にしました。
リビングの特大窓のみ、ちょっときばって「エルスターX」。

「エルスターS」は2層ガラスで、片側のガラスに特殊金属膜(Low-E)をコーティングし、中空層には熱伝導率が低いアルゴンガスが封入されています。
熱貫流率は1.27W/m2K、ヨロシク(よくわからないけど)。
「エルスターX」はさらにパワーアップした3層ガラスで熱貫流率は0.79W/m2Kだそうです。

よろしかったらいろいろ窓について研究した下記ブログ記事もご覧下さい ぺこぺこ

サッシの種類

さてさて、サッシにはいろいろ種類があるのですが、今回はこの4種類を採用しました。

写真:LIXIL

それぞれの窓への配置は上の図と下の表の通りです。

引違い窓 ⑨(ベランダ)⑩(寝室)⑪(リビング掃き出し窓)⑮(リビング腰窓)
横すべり出し窓 ④(キッチン)⑤(トイレ)⑥(夫部屋)⑦(風呂)
縦すべり出し窓 ①(妻部屋)②③(廊下)⑫(階段)
縦すべり出し窓(FIX窓とのコンビ) ⑬(妻部屋)⑭(夫部屋)

基本的に屋外(ウッドデッキやベランダ)と出入りをしたり、風を取り込みたい窓は引違い窓にしました。
それ以外は気密性を重視して横か縦のすべり出し窓です。

しかし!!!
実際に住んでみると、なんと「エルスターX」でも、強風がまともに当たると冷気がサッシの隙間から少し室内に入ってきてしまうことがわかりました

スベリーヌ

高断熱高気密を極めるには「引違い窓」はやめて「すべり出し窓」にしましょう〜

まあ我が家が特に冬場に風が強いという事情があるのですが。
それにきっと夏になれば

スズシーヌ

やっぱり開口部の大きな引違い窓が涼しくてよかった〜

などと思うのでしょうが。

ドア

台所の勝手口(⑯)は同じくLIXILエルスターSの「勝手口ドア・中桟タイプ」、脱衣洗面室からベランダに出るドア(⑧)は「勝手口ドア・一枚ガラスタイプ」にしました。

色選び

窓枠の色

窓枠の外観色(外側から見える色)はこの4色から選べます。
これもシミュレーションして、迷いに迷った末

  • 玄関側:玄関周りのサイディングを茶系にするので、締まった印象にするためにオータムブラウン
  • それ以外:クリーム色のサイディングに合う、優しいホワイト

にしました。
ちなみに内観色はホワイト一択なので迷う必要は無し。

ガラスの色

さらにガラスの色も選ばなくてはいけません。ほんと選ぶことが多いです。

ガラスの色は

  • クリア:採光性に優れ、景色もきれいに見える
  • グリーン:冬は暖房熱を逃がさず、夏は日射熱をカット。
  • ブロンズ:優れた断熱効果を発揮。日中は外から中が見えにくい。

の3種類あるのですが…

これも悩んだ末、

  • ブロンズ:通りからの人の目が少し気になる窓
  • 型ガラス:夜も中が見えないようにしたいキッチン背面とトイレ
  • クリア:景色を楽しみたい裏側

という選択にしました。
風呂のデカ窓もその先に人目がずっとないのでクリアガラスです。

発注ミス発見!

さて、夕暮れの中で夫と二人でサッシ窓/ドアを一枚一枚確認していったのですが、

  • 風呂の窓が型ガラス(本来はクリアガラス)
  • 洗面脱衣室からベランダに出るドアの外側の取っ手がない

といった発注ミスを発見。すぐに建築士に連絡しました。
やはりちゃんと調べないといけませんね。

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建物本体作り

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200829

2020年7月21日の杭打ちから始まり、1ヶ月間の基礎作りを経て8月20日に建方開始
その9日後にはなんとここまで一気に家の形になってしまいました。

大工さん

建て始めると早いよーん

とは言われていたのですが、ほんとめちゃくちゃ早いです クルクル

しかし今までは好天に恵まれたのですが、明日(8月30日)は雨の予定 雨と傘
大ブリだったら大変です!(寒ブリなら大喜びなのですが)

鉄壁の防水対策

というわけで、一日のうちに明日の雨対策が施されました。

玄関側に開いていた「穴という穴」はハウスラップでグルグル巻きに塞がれました。
玄関だけがまるで呼吸するためのように開いていたのが印象的でした。

入れられるサッシは入れて、大窓は防水シートでラッピング

反対側と側面には一気にサッシがはめられました。
リビングとベランダの大窓はまだサッシが取り付けられないようで、防水シートやブルーシートで覆われました。
完璧な雨対策です。大工さんありがとうございます ぺこぺこ

余談

以前東京に住んでいた頃、新目白通りを車で走っていて「完全防水株式会社」というすごくインパクトのある会社の看板を見かけて、今でも強烈な印象として残っています。
今はもうなくなっちゃったみたいだけど、こちらのブログに写真が残っていました。
以上余談でした。五段はありません。

雨上がり、大窓もつきました

さて、気を取り直して。
8月30日の大雨を乗り越え、その後すぐにリビングの大窓もはめ込まれました。
外枠でW2600mm × H2070mmという特大サイズ。(ガラス部分はW1175mm × H1861mm)

北国の極寒&強風から断熱性能を守るために、3層構造のLIXILエルスターXを採用しました。
お値段は工賃込みで30マン円以上!
でも、おかげでLDKから素晴らしい景色を毎日見ることが出来るようになりました。
(しかし実際に住んでみると、超強風の時はちょっとだけ隙間風が入ってきました わぉ

作業場のような室内

サッシも入り、ますます家っぽくなってきました。
LDKになるスペースには作業台が設置され、作業場の雰囲気満点。
でも一番暑い時期、作業は大変だったとお察しいたします。

ここが将来私たちが過ごすLDKになると思うと心が躍ります。(ちょっと体も踊ってみました)

土台水切り

土台水切り

外に出てみると、壁と基礎の間に庇(ひさし)状の構造物が作られていました。
ここを「土台水切り」と呼び、壁伝いに落ちてきた雨水から基礎を守るために付けるのだそうです。

さらに金属カバーがついて

4日後に行ってみると、そこには「パールクリーム色の金属カバー」が取り付けられていました。
こうやって少しずつ家が出来て行く様子を見られるのも、注文住宅の楽しみだと思いました。

次は、全館暖房の配管、24時間換気システムなどについて見て行きます。

アリガトショコラ

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これは8月26日。まだ柱だけの状態ですね。
風通しいいです。南の島だと快適かも。

この状態から室外側と室内側に壁が出来てゆく過程が実に興味深いものでした。
壁は気密、防湿、防音など暮らして行く上でとても大切。
しっかりと記録に残しておこうと思いました。

ちなみに、この状態で柱の写真をたくさん撮っておくと、完成後にDIYで柱までビスを到達させたいときにどこに柱があるかわかって便利だということに後で気がつきました。

全部で11層の壁

これが最終的な壁の構造です。
家の骨格である「柱」の間にグラスウールが詰められ、室外側に7層、室内側に3層という全体では11層の構造になりました。

室外側の制作過程

OSB合板が張られます

上の写真から3日後の8月29日。
柱の上にOSB合板が張られ、南の島ハウスからだいぶ家っぽくなりました。
もうジャングルジムとは呼ばせないぜ!(誰も呼んでないけど)

さらに発泡ウレタン、ハウスラップで巻かれます

さらに4日経った9月2日の写真。

ここではOSB合板の上にスタイロフォームが張られ、さらにその上にハウスラップが張られている(写真右下)のが確認出来ます。

この過程は天候も悪かったせいかとても早く終わってしまい、この写真が唯一その過程を捉えた貴重な一枚になりました。

スタイロフォームは旭化成建材のNeoma Foam

ここで上の写真のスタイロフォーム部分をアップすると「neoma foam」という文字が読み取れました。
調べたところこれは、旭化成建材のプラスチック系断熱材

ネオマフォームの熱伝導率は、数ある断熱材の中でも トップクラスのλ=0.020W/(m・K)他の断熱材に比べて、同じ厚さでも高い断熱性能を発揮します。

旭化成建材

とのことでした。
建築士さん、いいもの使ってくれてありがとうございます。(もっと自慢してくれてもいいのにね)

ハウスラップはデュポンのタイベック・ハウスラップ

家全体をグルグル巻きにした「ハウスラップ」のアップ映像です。
デュポンの「タイベック・ハウスラップ」というのが正式名称のようで、能書きによると

タイベック® ハウスラップの極細繊維は、湿気は通しても水を通しません。
また、長期にわたり、外部からの雨水の浸入を許しません。

タイベックスハウスラップについて

とのこと。
なるほど、これで壁の雨漏りを防ぎ、それでいて湿気は抜けるので、結露を防ぎ、木材や断熱材の乾燥状態を保つのだそうです。
さすが200年の歴史を誇る化学メーカー。

ちなみに「サランラップ」は同じくアメリカのダウケミカルの製品です。

次はいよいよサイディングと思いきや

というわけで、翌9月3日には家はグルグルとハウスラップで覆われ、さらにその上には細い板も張られました。

サイディーヌ

いよいよ次はサイディングですね!

と思ったら、どっこいどっこい、まだまだラッピングが続くのでした。

さらに石膏ボード、ハウスラップに巻かれます

これは9月11日の写真です。
前回までに出来上がったハウスラップ(①)と板(②)の上にさらに③の石膏ボード、さらにその上に④のハウスラップが巻かれました。
ハウスラップ二重の念の入りようです。

建築士さんに聞くと、窯業系サイディングより樹脂系サイディングはこの工程の分多くなるのだそうです。

サイディング準備完了!

ボードやラップでグルグル巻きになって、やっとこさほんとにサイディングを張る準備が完了しました。

ちなみに玄関周りは「ケイミュー ネオロック・光セラ16 セラトピア ブルレウッドⅡ」という長い名前のセラミック系サイディングにするため、上記の③と④の工程はなく、通常仕様です。

次は室内側の壁の観察日記をご紹介します。

アリガトショコラ

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