室外側の壁構造に続いて、今度は室内側の壁についてもご紹介したいと思います。
目ざすは高断熱・高気密・高血圧仕様(3高仕様)!!
壁の構造はチョー大切です。毎日現場に行って目を皿のようにして観察しました。
今回も柱だけのジャングルジム状態の写真からスタート
全部で11層の壁
これが最終的な壁の構造です。
家の骨格である「柱」の間にグラスウールが詰められ、室外側に7層、室内側に3層という全体では11層の構造になりました。
室外側については一つ前の記事でご紹介いたしました。
まずは柱の間にグラスウールが詰められました
まずはジャングル柱の外側にOSB合板が張られました(これは室外側の壁ですね)。
真っ赤っかのグラスウール
続いて、柱の間にびっしりと真っ赤っかのグラスウールが詰められました。
グラスウールというと黄色いとばかり思っていたので度肝抜かれました。
しかしここでとても心配になりました。
グラスウールはちゃんと防湿しないと湿気が中に入り込んで壁の中で結露すると聞いていたからです。
なので、てっきりこのようにビニール袋に入ったグラスウールを柱の間に敷き詰めてくれると思っていました。
それなのに、敷き詰められたグラスウールは裸のまま。
ちゃんと防湿処理をしてくれるのかしら…
めちゃめちゃ心配になりました。
「生が一番!」なんて言ってられません。
グラスウールは高性能品
ちなみに真っ赤っかグラスウールの袋に書かれていた表示は
パラマウント硝子工業株式会社
高性能品GWHG16-38
密度16kg/m3 熱抵抗 2.8m2・K/W 熱伝導率0.038W/m・K
調べたらなかなかの性能のようでした。(よくわからないけど)(硝子繊維協会ホームページ)
防湿シートが張られた!!
グラスウールのことが心配で食事も喉を通らず(ウソ)、眠れぬ夜を過ごし(ウソ)、お酒はいつも通り飲みながら過ごすこと2日間。
現場に行ってみると、見事にびっしりと防湿シートがグラスウールの内側に張られていました。
やったーーー!大工さんありがとー!
ちなみに大工さんは北海道弁で「張らさる」と言っていたのが印象的でした。
断熱材はビニール(防湿カバー)で覆われている製品と、露出している製品がありますが、露出している製品を使う場合は別途防湿シートを室内側に施工しなくてはいけません。
建材ダイジェスト
これを怠ると水分がグラスウール内に侵入し時間と共にグラスウール同士がくっつきあい最後にはフカフカの状態ではなくミイラみたいな状態になります。
まさにこれだったのですね。
飛び上がりたいほどうれしくて、その夜は祝杯になりました。
コンセントやスイッチまわりはテープで密封
ちなみに防水シートでどうしても「穴」が出来てしまうのがコンセントやスイッチなどの電気周りです。
そこはしっかりとテープで密封してくれていました。
そして石膏ボードが張られ、グラスウールともさようなら
さらに4日後、石膏ボードが張られ、真っ赤っかのグラスウールも見えなくなりました。
見えなくなっても、私たちを毎日守ってくれるのね。ありがとう。
壁紙は一ヶ月後
内側壁の最後の仕上「壁紙」はそれから約1ヶ月後に張らされました。
実は壁紙選びは家づくりで最も悩んだと言っても過言ではないかと思います。
そのこともまた他の記事でご紹介したいと思います。
ここまでお読み頂き、まことにありがとうございました。
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