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台所仕事を楽にしてくれる便利ギアの一つとして「食洗機」があると思います。
今までは写真のようなフロントオープンの据え置きタイプを使っていたのですが、
シンク周りに置くとものすごく邪魔!
動作音がうるさい!
という大きな不満があり、新築の際は
と思っていました。
しかし!!、蓋を開けてみると、LIXILもPanasonicも純正は「スライドオープンタイプ」(引き出しタイプ)ばかりでした。
フロントオープンタイプには
- 食器が入れやすい
- 洗い上がったホカホカの状態で扉を開ければ自然乾燥出来て電気代節約になる。
というメリットがありました。
と思って調べると、国内ではリンナイ、国外ではドイツのミーレ(miele)などがビルトイン&フロントオープンタイプを出していることがわかりました。
そしてなんと!なんと!ナントの勅令!今回設置するLIXILのリシェルSIはミーレの食洗機を組み込んだ状態で納品出来ることがわかったのです(LIXILホームページ参照)。
ミーレのショールームへ
というわけで、とりあえず建築士、夫と三人でミーレのショールームに行ってきました
ミーレの食洗機はネットで多くの人が絶賛していることは知っていました。
でもなんと言っても高い!!!
その当時で最低でも298,000円(税抜)最高だと65万円(税抜)という、まさに食洗機のポルシェ!
しかもどこで買ってもほぼ値引きは無しという、徳川家もビックリの殿様商売。
そんなのを買ったら我が家の家計が火の車ツインカムターボになってしまいます
でもまあ、目の肥やしくらいのつもりで担当者のお話を聞くことにしました。
大きさをどうする?
まず悩んだのが幅60cmと幅45cmのどちらにするかでした。
60cm君はなんと12人分の食器を洗えるとのこと。でも我が家は2人暮らし。近所の食器だって洗えちゃいます。
場所もとるし、45cm君でいいよねーー、買わないけど。
と思ったのですが、担当者の「60cmの方がお得ですよ」の言葉に心がぐっと揺れました。
※このあたりからぐいぐいとミーレの魅力の重力圏につかまり、逃れられなくなってゆきます。
60cmが標準でお得
ほんとかな?と思って、60cmと45cmタイプで一番安い
- G6620SCi(310,000円(税抜))
(その後リニューアルし2021年4月時点ではG7104C SCi 320,000円(税抜)) - G4720SCi(298,000円(税抜))
のスペックを比較してみたところ…
圧倒的に60cmの方が性能がいいではないですか!!
45cmの方が勝っているのは1万円強安いのと、ちょっと水道代が安いくらい。
60cmの方が圧倒的にたくさん洗えるし、静かだし、電気代も安い!
そして、私が是非欲しいと思っていた「洗い上がったら自動的に扉が半開きになって自然乾燥出来る」という「オートオープン機能」が45cmタイプになかったのは決定的でした。
というわけで、結局60cmタイプに決定。(でもこれが結果的によかった!)
目の肥やしのはずが、まんまとミーレ信者になってしまいました。
どうやって取り付けるか??
LIXILでつけてもらう?
すっかり目がハートになって帰宅。
お次は食洗機をどこで付けてもらうかを検討しました。
前述のようにLIXILもミーレと提携していて、ミーレを組み込んだ状態でキッチンユニットを納品することも可能です。
しかし!
- 選べる食洗機が「G6722SCi」39.5万円(税別)という高価格な1タイプしか選べない。
(2021年4月時点では「G7314CSCi」41万円(税別)) - 食洗機の左右のどちらかに幅30cmくらいの配管スペースをとらないといけない(上図)
独自に据え付けることに
えーーー!っと思っていろいろ調べてみたら、ミーレショップ宇都宮のサイトにいろいろと設置例が載っていました。
これを見ると食洗機脇ではなく、シンク下のスペースに配管しています。
さらにもっと確かな情報筋からも同様の情報をゲット。
シンク下に配管出来れば、収納スペースを犠牲にすることはありません。
よし!!LIXILではなく、独自に据え付けることに決定!
じゃあどこで買う?
自分たちで買って据え付けることにしたのですが、次はどこで買うかで悩みました。
調べると、ネットでも売っていました。値引きはないけどポイントがつきます。
しかし保障がどうなるか不透明だったため断念。
結局60cm幅で一番安いタイプを正規代理店から納入し、地元の配管屋さんに取り付けてもらうことにしました。
※ちなみに私が買った2020年夏からだいぶ機能が向上(価格もアップ)した新製品シリーズが出ています。
最新情報はミーレの公式サイト(カタログはこちら)をご覧下さい。
さあミーレ取付
LIXILのキッチンユニットリシェルSIはこのようにポッカリと食洗機のスペース60cmが空いた状態で納品されました。(実際は見られなかったので、イメージ図です)
そして地元の配管屋さんが四苦八苦して取り付けてくれました。
化粧板はLIXILから3万円ほど(正確な金額が見つからない)で買うことが出来ました。
ジャーン、ご開帳。
けっこう扉が大きいのでじゃまになるのではないかと心配でしたが…
キッチンと背面収納の幅を1100mmにしてこんな感じ。
それほど邪魔にはなりませんでした。
シンク下の配管
一番心配していた配管は無事シンク下に収まってくれました。
なんでLIXILで付けると食洗機脇にあんなにスペースをとらなくてはいけないのか不思議です。
使ってわかるその実力
住み始めてからは、毎日フル活用しています。
コロナ禍ですっかり外食が出来なくなった今、朝昼晩で使った食器や調理器具をジャンジャン放り込み、夜の間に一気に洗ってしまいます。
ガラス製容器がピッタリ
食品の保存ですが、今まではプラスチック製容器を使っていたのですが、食洗機で洗っているうちにひっくり返ってしまうことが多かったです。
このガラス製容器に変えてからそのようなことがなくなり、とても重宝しています。
なんと、結果的に二人暮らしでも丁度良いサイズでした。
三段式の一番上は、このような箸とか蓋とかの小物(カトラリー)を置き放題。
これはほんとに便利です。
洗剤とリンスは?
扉を開けたところに、洗剤とリンスを入れるところがあります。
洗剤とリンスは別々。チャンリンシャンではありません。アデノシンチャンリンシャンでもありません。
洗剤はミーレの純正もあるのですが、そんな高価なものを使うわけにはいきません。
ごく普通にドラッグストアなどで売っている「フィニッシュ」でOK。
今やAmazonの定期便にすればなんと1個あたり405円(税込)(2021年4月13日現在)で買えるのです。
こんなものまでネットで買う時代になるとは…
リンスは洗剤で洗った後に洗剤をきれいに洗い流す働きがあるようです(多分)。
これもミーレの純正があるのですが、洗剤と同じくフィニッシュの製品をAmazonの定期便で買っています。
Amazonのコメント欄がミーレユーザーばかりだったのが興味深かったです。リンスってミーレだけなのでしょうか?
毎日食洗機を使って、多分1本で2ヶ月くらいもつと思います(要確認)
ワイングラス洗浄が素晴らしい
庫内の仕組みの中で感激したのがこの「ワイングラスラック」です。
大きさなワイングラスでも簡単に、しかもしっかり固定することが出来、きれいに洗い上がります。
酔っ払ってどれほどのワイングラスを割ったことか
なので今まではワイングラスは100均ばかりだったけど、これからはちょっといいワイングラスも使っちゃいます。
リーデルはミーレ食洗機だけを公認してるそうです
こちらは、あの高級グラスで有名なリーデルの公式動画。
リーデルではミーレの食洗機のみを公認しているのだそうです。
もちろん私はリーデルなんて持っていませんが。
普段はECOモードで
運転モードは我が家の一番安いタイプでは6種類あるのですが、普段はECOモード一択です。
動画のGentleモードもありますが、今のところ使う機会はありません。
夕食後、食器を放り込んでスイッチを入れてStartボタンを押すだけ(お酢だけ?)。
その後は同室のソファーでテレビを観ることが多いのですが、ほとんど運転音は気になりません。
驚くほど静かです。
洗浄が終わると自動的に半開きに
洗浄が終わると、自動的に扉が少し開き、そこから湯気が出て食器乾燥状態になります。
そう!ミーレの食洗機には乾燥機能がないのです
翌朝にはほぼ完全に乾燥した状態になっています。
ドイツ流の合理主義なのでしょうか。
ミーレの食洗機は新築だけでなく、リフォームで導入することも出来るようです。
さあ、あなたも是非ミーレ教に入信しませんか?
ここまでお読み頂き、まことにありがとうございました。
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