物件探し

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私と夫は北国の地方都市で賃貸一戸建てに住んでいます。
家賃は5万1千円
景色が良くて、静かなのが気に入って4年弱住みました。
しかし…築40年近くの古い家で、不具合が多くなってきました。

例えば

  • キッチンユニットが小さく、さらにシンクと作業スペースの位置が普通の逆
  • 床や壁の傾きがひどい
    • 食事をしていても箸が食卓から転げ落ちます
    • 窓枠が歪んでいるので窓がちゃんと閉まりません。網戸も隙間が出来ます
  • 断熱性が悪く、冬寒い(室温0℃まで下がります)
  • ふすまや畳は古びてヨレヨレ
  • ボイラーは17年前の物
  • 風呂のシャワーの水圧が低く、ジョロジョロという感じでしか出ない
  • 風呂の追い炊きがない
  • 夏になると家中にカビや虫が発生する玄関までに20段以上階段がある

などなど…

ならば引っ越そう

最初は家を買い取ってリフォームすることも真剣に考えました。
しかし不動産会社が提示した金額が高すぎたため断念。
それならば思いきって引っ越そうと思ったのです。

それが2019年の8月。
ここから我が家の家探しの旅路が開始するのでした。
始まり始まり〜

物件探し

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さて、引っ越すとしたら「賃貸」がいいか「持ち家」がいいか。
古代ギリシャ時代からソクラテスやプラトンも悩んだ深遠なテーマです。

今住んでいるエリアで賃貸を探してみたのですが、そもそも賃貸物件が全然ありませんでした汗
田舎エリアなのでマンションもありません。一軒家ばかりです。
となると一軒家を購入するしかありません。

年齢的に、今更新築を建てても人間の方が先におさらばすることになるでしょう。
家を残しても差し上げる子どももいません。

そこで第一希望として「中古の一軒家」を、第二希望的に「土地」を探し始めました。

ネットが基本、さらに実際に歩き回ってリサーチ

探したのは、ネット情報がメインです。
さらに、徹底的に候補地付近を車や徒歩でまわって「売物件」「売土地」の看板を探しました。
意外とこういった「地物物件」で大手のネットサイトに載っていないのがありました。
その場合はすぐに看板に書かれている不動産会社のサイトを見たり、電話で連絡をして、詳しいことを聞きました。
さらに、芋づる式に新しい物件をそのサイトで見つけたり、紹介されることもありました。

また、近隣の不動産会社を片っ端から訪問してみました。
不動産会社の営業さんはお店にいないことが多いです。事務の方は物件のことはよくわからないことも多いようなので、予め予約して物件に詳しい営業さんに会うことをお勧めします。

候補物件はGoogle Mapで管理

Google Mapで管理

候補地はGoogle Mapの「マイマップ」の当該物件の場所に

写真
ネットの紹介ページのアドレス
Google Mapのストリートビューアドレス

を記入してゆきました。
そうやって、20件以上の土地や中古戸建ての情報が集まってきました。

物件探し

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家

今の古い家をなんとか脱出したい!
その時にどのような家に住みたいか、条件を考えてみました。
前回のブログに書いたように、ターゲットは「中古一軒家」「新築一軒家」です。
いいのがあれば「中古マンション」でもいいかなと思っていました。

物件の条件として以下のようなものを考えました。
環境は後では変更出来ません。
建物はリフォームでは変更出来ないものをあげてみました。

環境

眺めがいい
日当たりがいい(眺めによっては妥協)
バス停まで歩いて行ける
静か
野鳥が来る
地盤がいい

建物

LDK、寝室、トイレが同じフロアにある
1台分以上の駐車スペースがある
玄関までの階段が少ない(今の家は玄関まで20段もの階段があります。年とったら登れません)
キッチンがそれなりに広い(夫婦二人で作業出来るように)
全館暖房
断熱性が高い

予算

そして何よりも予算が大切。

中古一軒家:リフォーム、諸経費込みで2,000万円
新築一軒家:諸経費込みで2,600万円(2,800万円まで増額可能か)

これ以上だったら私(妻)が苦界に身を沈めてお金を必死に稼ぎます。
誰か身請けして〜

これを基準に物件を探しました。

物件探し

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毎日ネットで不動産の新着情報をチェックしていたところ、魅力的な中古戸建てを見つけました。

築21年
1,260万円
土地343㎡
建物174.5㎡

早速不動産屋に連絡し、内覧してみることにしました。
家は閑静な住宅街にありました。
入ってまずその広さに心ときめきました。

リビングは細長いのですが、かなり広いです。
南向きで、大きな窓の外には広い庭がありました。
ここで犬が走り回り、真っ赤なバラと白いパンジー〜
妄想が広がります。

キッチン

キッチンは整備が古いので全取っ替えすることになりそうですね。

1階トイレ

トイレもタンクレスにしたいところですが、リフォームの予算を見て考えましょう。
でも、基本はこのままでいいかな。

お風呂

お風呂も広くて、私の絶対条件の
・追い炊き
・オート(温度と水位設定可能)
を満たしていました。うんうんいいね。

2階も素晴らしい

そして2階!
この広い洋室を私のパソコン仕事部屋にしましょう。
間接照明にして、エキゾチックな家具やタペストリーとか壺とか置いてアジアン空間にします。

そして書斎もあります。
ここは夫部屋にして「散らかし放題」の治外法権にする予定。

図面に実際の大きさの家具を配置

家に帰り、図面を描いて実際の大きさの家具を配置してみました。

▼1階
リビング
寝室
▼2階
妻パソコンアジアン部屋
夫引きこもり治外法権部屋
客間

といい感じで使えそうです。
この家にしちゃおうか!
ほとんど気持ちが決まりそうでした。

しかし難題が

しかしここから気持ちの腰を折る出来事が続くのでした

まずリフォームの見積もりを見てビックリ(゚◇゚)ガーン
外壁の張り替えなどがかさみ、なんと800万円近く。
本体価格の1260万円と800万円、さらに諸経費を合わせたら2,158万円になってしまいました。
これに家具とか引っ越しとかかかったら2,200万円

果たして築21年の中古物件にこれだけかける価値があるのか…
さらにこの広さで全館暖房をしたら冬場の光熱費は7万円くらいになるのではないかというアドバイスをもらいました。

うーん、ダメかな。ガックリ

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競売物件

価格:2,080万円
築:9年
土地:421.39㎡(127.47坪)
建物:152.92㎡(46.25坪)

ネットの新着不動産情報をチェックしていると、比較的新しい中古戸建てを発見。
早速見学に行ってみました。

場所は住宅地の北のはずれ。
おーー、立派な家ではないですか!

中はとても新しく美しかったです

新品のよう

家の中に入ってビックリ!美しい!まるで新築。
キッチンもパナソニックのユニットで、ちゃんとビルトイン食洗機もついていました。
L字型で、ダイニング側は吊り戸棚がなくて開放的で、壁側に吊り戸棚がありました。
この配置は参考になりそうです。

リビングも広い!元気""

間取り

ちなみに間取りはこんな感じ。
1階の洋室が狭く見えますが、我が家のベッドを配置してみたらちゃんと入りました。
しかし広すぎるか?

お風呂

お風呂

お風呂もきれいで追い炊きOK踊り

この部屋はいらないけど、民泊出来るね

事務所

ここの特徴というか変なところは、玄関がもう一つあって、そこの中が事務所スペース(トイレ付き)になっていること。
もしここを買ったら、ここは民泊スペースにしてもいいかも。

これだけのきれいで大きな家がなぜ2千万円ちょっとなのか?
営業さんに聞いたら、事業に失敗した競売物件なのだそうですクルクル
頑張って事務所スペース付きの大きな家を建てたけど、行き詰まって家を売りに出したわけですね。

寂しい

家としては申し分ないのですが、いかんせん場所があまりにも寂しすぎました。
お友達は鹿とタヌキかな、という感じでした。

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リビング

今日は、チラシで見たモデルハウスに行ってみることにしました。
行ってみてビックリ!わぉ
2階まで吹き抜けのリビングには大きなガラス窓が4枚。
そこからは眼下に広がる絶景を眺めることが出来るのです

こんなに大きな窓って北国でありなの?

大きなガラス窓

こんな大きな窓ガラスは理想的なのですが、冬は激寒くなるこの辺りでこんな大きな窓にしたら、暖房の熱がダダ漏れなのではないでしょうか?

いろいろ調べたところ、Low-E複層ガラス(断熱タイプ)のような高断熱ガラスを使えば可能なようでした。
さらにここはほとんどのガラス窓を「はめ殺し」にしています。これも大切。
一カ所だけ開き戸があったのですが、それも密閉性のいいドアにしていました。
こうすれば断熱性が保てるのですね。

お風呂もすごい

お風呂もすごい

お風呂もすごかったです。
ここにも眼下に広がる絶景に面して、大きな窓ガラスがありました。
普通、風呂場の窓は「換気」が主な目的だと思います。
ここもはめ殺しにしているので、景色のための窓ですね。

夜景観賞スペース

夜景観賞スペース

ここはまさに「夜景観賞スペース」。
夜になればキラキラと光る夜景がここから楽しめるでしょう。
それを観ながらお酒を飲むのでしょうか。
飲むなら4ℓペットボトルの「嶺」じゃなくて、ちょっとおごって4ℓペットボトルの「Black Nikka」にしたいものです。

バルコニーもすごいよ

バルコニーもすごかった。
ここで一体何をするのでしょうか。
北国なので、ここに出られる時期は短いと思います。
可能ならばここだけバリ島になって、いつもバルコニーで過ごしたいものです。

バルコニーを逆から見るとこんな感じ。
こんな家に住みたいーーー!

無理だけど、参考に出来るところはしたいと思いました。

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リフォーム物件

ネットを毎日チェックしていたら、リフォーム済み中古物件が出ました。

価格:1,380万円
築:20年
土地:216.52㎡(65.49坪)
建物:114.06㎡(34.5坪)

早速現地に見学に行ってみました。
(後で知ったのですが、玄関脇のマンホールは浄化槽でした)

間取り図

間取りはこんな感じ。

1階にキッチン、LDK、風呂、トイレという必要な設備が揃っています。
和室は客間に出来ますね。
合格!
2階も2部屋あって合格!

まあ普通のリビング

リビング

リビングはまあ普通です。
でも景色はほとんど無し。

キッチンがダメダメ

キッチン

キッチンがいけなかった。
はっきり言ってケチりすぎです。

・食洗機無し
・レンジフードが安物
・ワークトップ&シンクがステンレス
・灯りが蛍光灯
・ソフトダウンユニット無し
・蛇口が伸びない
・IHじゃない
・ワークトップの高さが低い
・後のスペースが狭い

せっかくリフォームしたのに、これではダメダメです。

寝室は広すぎ?

寝室

寝室に使う部屋は広くていいのですが、ちょっと広すぎか…

お風呂にも浴室暖房がない!

お風呂

お風呂には追い炊きがあったのは良かったのですが、浴室暖房がありませんでした。

他にも

・窓が少ない(風通し悪そう)
・浄化槽(虫、臭い、維持管理、交換)
・眺めダメ
・全館暖房じゃない
・リビング階段(全館暖房じゃなくてリビング階段はダメでしょう)
・ネット配線が無い
・ベランダない

という欠点があり、ここは即却下になりました。
最初ちょっと良さそうに見えたのですが、だんだん目が肥えてきた気がします。

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登記情報提供サービス

土地や中古住宅を探しているとき、物件の詳しい情報を知るために不動産登記情報(全部事項)が欲しくなることがあります。
登記情報では土地や建物の「歴史、持ち主、面積、地目」などを知ることが出来ます。
これがオンラインで入手することが出来るのです!元気""

まずは「一般財団法人民事法務協会」が運用している「登記情報提供サービス」のサイトにアクセスします。

利用申込み

最初に一度だけ、利用登録をする必要があります。
氏名や希望するパスワード、クレジットカード情報などを入力して送信すると、何日か経って郵送でIDなどが送られています。

ログイン

先ほどのページの「ログイン」をクリックして、サイトに入ります。
わくわく。

不動産請求

ここでは

北海道釧路市浦見1丁目

にある土地の登記(土地全部事項)を手に入れることにします。
まずは「不動産請求」を選択。

住所指定

「都道府県」のプルダウンメニューから「北海道」を選択します。

さらに「所在選択」をクリックして市町村を選んでゆきます。
(直接入力することも出来ます)

「釧路市」を選択。

さらに「浦見」を選択。
ちなみに「浦見」の下にある「大楽毛」は「おたのしけ」と読みます。
北海道はアイヌ語が語源の難読地名がたくさんあるのでした。

「1丁目」を選択。

ここからは地図を見ながら場所を特定します。
地番検索サービス」をクリック。

「規約に同意します」にチェックを入れて「PCで利用します」か「iPadで利用します」を選択します。
なぜiPadなのでしょう?
試しにAndroid+Chromeでやっても問題なく利用出来ました。

地図を見ながら、目的の土地を探してゆきます。
地図上に表示されている数字は

  • 青い数字:地番
  • 赤い数字:住居表示

です。

地図より、目的の土地の地番が「12-2」であることがわかりました。
ここをクリックすると「選択地番」に地番が入力されます。

ちなみに「地番」と「住居表示」の違いですが

従来は地番が使われていましたが、日本の市街化が進むにつれて、その土地がどこにあるのかを地番で特定することが困難となってきたこともあり、昭和37年に「住居表示に関する法律」が制定され、住居表示が実施されるようになりました。
(中略)地番は主に登記情報の取得や税金など公的に使う土地を表し、住居表示は郵送物などを配達する宛先を表しています。

登記簿図書館

とのことでした。
うー、面倒くさい溶ける

先ほどの画面に戻って、「12-2」を入力。
(地図でクリックしてもここには自動入力されないようですぐったり
さらに「確定」をクリックします。

請求

そして「請求」をクリックすると、PDFファイルのダウンロード画面になります。
料金は334円ですね。
これは登録したクレジットカードから引き落とされます。
便利便利。

地番検索サービス範囲外の場合

先ほどの「地番検索サービス」で地図を見ながら地番を調べることが出来ない地域もたくさんあります。

その時はまず法務局に電話したりして地番を調べます。
今回は「北海道釧路市青山2-1」の情報を調べることにします。
先ほどと同様に市町村まで入力し地番「2-1」を手入力します。
「一覧確認」をクリックすると…

ほんとにその地番があることを確認出来ました。
あとは「OK」をクリックして元の画面に戻り、先ほどと同じように「確定」「請求」することによってPDFファイルのダウンロード画面になります。

長文お読みいただきありがとうございました。
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