壁は室外側7重、室内側3重構造、その制作過程をご紹介(室外側編)

2020年9月11日建物本体作り

この記事は急げば約2分で読むことが出来ると思います

これは8月26日。まだ柱だけの状態ですね。
風通しいいです。南の島だと快適かも。

この状態から室外側と室内側に壁が出来てゆく過程が実に興味深いものでした。
壁は気密、防湿、防音など暮らして行く上でとても大切。
しっかりと記録に残しておこうと思いました。

ちなみに、この状態で柱の写真をたくさん撮っておくと、完成後にDIYで柱までビスを到達させたいときにどこに柱があるかわかって便利だということに後で気がつきました。

全部で11層の壁

これが最終的な壁の構造です。
家の骨格である「柱」の間にグラスウールが詰められ、室外側に7層、室内側に3層という全体では11層の構造になりました。

室外側の制作過程

OSB合板が張られます

上の写真から3日後の8月29日。
柱の上にOSB合板が張られ、南の島ハウスからだいぶ家っぽくなりました。
もうジャングルジムとは呼ばせないぜ!(誰も呼んでないけど)

さらに発泡ウレタン、ハウスラップで巻かれます

さらに4日経った9月2日の写真。

ここではOSB合板の上にスタイロフォームが張られ、さらにその上にハウスラップが張られている(写真右下)のが確認出来ます。

この過程は天候も悪かったせいかとても早く終わってしまい、この写真が唯一その過程を捉えた貴重な一枚になりました。

スタイロフォームは旭化成建材のNeoma Foam

ここで上の写真のスタイロフォーム部分をアップすると「neoma foam」という文字が読み取れました。
調べたところこれは、旭化成建材のプラスチック系断熱材

ネオマフォームの熱伝導率は、数ある断熱材の中でも トップクラスのλ=0.020W/(m・K)他の断熱材に比べて、同じ厚さでも高い断熱性能を発揮します。

旭化成建材

とのことでした。
建築士さん、いいもの使ってくれてありがとうございます。(もっと自慢してくれてもいいのにね)

ハウスラップはデュポンのタイベック・ハウスラップ

家全体をグルグル巻きにした「ハウスラップ」のアップ映像です。
デュポンの「タイベック・ハウスラップ」というのが正式名称のようで、能書きによると

タイベック® ハウスラップの極細繊維は、湿気は通しても水を通しません。
また、長期にわたり、外部からの雨水の浸入を許しません。

タイベックスハウスラップについて

とのこと。
なるほど、これで壁の雨漏りを防ぎ、それでいて湿気は抜けるので、結露を防ぎ、木材や断熱材の乾燥状態を保つのだそうです。
さすが200年の歴史を誇る化学メーカー。

ちなみに「サランラップ」は同じくアメリカのダウケミカルの製品です。

次はいよいよサイディングと思いきや

というわけで、翌9月3日には家はグルグルとハウスラップで覆われ、さらにその上には細い板も張られました。

サイディーヌ

いよいよ次はサイディングですね!

と思ったら、どっこいどっこい、まだまだラッピングが続くのでした。

さらに石膏ボード、ハウスラップに巻かれます

これは9月11日の写真です。
前回までに出来上がったハウスラップ(①)と板(②)の上にさらに③の石膏ボード、さらにその上に④のハウスラップが巻かれました。
ハウスラップ二重の念の入りようです。

建築士さんに聞くと、窯業系サイディングより樹脂系サイディングはこの工程の分多くなるのだそうです。

サイディング準備完了!

ボードやラップでグルグル巻きになって、やっとこさほんとにサイディングを張る準備が完了しました。

ちなみに玄関周りは「ケイミュー ネオロック・光セラ16 セラトピア ブルレウッドⅡ」という長い名前のセラミック系サイディングにするため、上記の③と④の工程はなく、通常仕様です。

次は室内側の壁の観察日記をご紹介します。

アリガトショコラ

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Posted by タテリーヌ