全館暖房システム(2階)(エコジョーズボイラーはクローゼットの中に設置)
前回に引き続き、全館暖房システム(今回は二階)のご紹介です。
上手の赤い線がヒーターパネルの位置です。
ボイラーはクローゼット中に
LPガスによるボイラー(エコジョーズタイプ)(リンナイ:RUFH-EM2406AFF2-1)はなんと夫部屋のクローゼットの中に設置しました。
実はここは壁一枚隔てた向こう側がお風呂なのです。
お風呂の追い炊き用の配管のためにはこの場所がベストと言えましょう。
ボイラーの音がうるさいのではないかと思ったのですが、日中ずっとこの横にいる夫は全然気にならないようです。
ボイラーはどこに設置するべき?
ボイラーの設置場所は
- 屋外
- 屋外
があります。
屋外の方が安全面では優れているのですが、冬場マイナス10℃にもなる北国ではお勧め出来ません。
というわけで屋内設置になったのですが、屋内の場合は安全のために排気用の配管に関して「3曲がり3m(メートル)」というルールがあるそうです。
『3曲がり』とは「配管を3回までなら曲げても良いですよ」ということ。
ボイラーを取り付ける場所。そのルールとは
『3m』とは「全部で3mまでの長さじゃないと漏れてしまいますよ」ということ。
つまり、ボイラーから外部に向かっていく排気用の配管は「長さ3m以下で3回までしか曲げてはいけない」ということ。
このルールは別名「ボイラーの定理」と呼ばれています(うそ)。
衣類扱いされてしまった我が家のボイラーですが、これはしっかり守られているようです。
給排気方式
ボイラーは空気を吸って、排気を吐くわけですが、そこにも
- CF式(自然排気式):屋内から吸気、自然に排気
- FE式(強制排気式):屋内から吸気、ファンで強制的に排気
- BF式(自然吸排気式):屋外から吸気、自然に排気
- FF式(強制給排気式):屋外から吸気、ファンで強制的に排気
という種類があります。
我が家のボイラーは4のFF式(Forced draught balanced Flue type)です。
エコジョーズとは
「エコジョーズ」は一般名「コンデンシングボイラー(condensing boiler)」と呼ばれるもので、
従来型給湯器では熱交換後の排気ガスは200°C程度であり、燃料エネルギーのおよそ80%しか回収できていなかった。
Wikipedia
(エコジョーズは)二次熱交換器で排気温度を水の沸点以下の60°C程度まで下げることで排気ガス中に含まれる水蒸気を液体の水とし、潜熱(凝縮熱)を回収できる。
これによって全体として95%程度の熱効率を実現し、液体の水となった水蒸気の分だけ排気量も少なくなる。
とエネルギー効率がぐっと上がるのだそうです。
排水は中和する必要あり
しかしここで問題になるのは、燃焼ガスが排水になった時に窒素酸化物や硫黄酸化物が混ざって排水が酸性になってしまうこと。
そのため、エコジョーズには排水を中和する「中和器」(炭酸カルシウム系天然石が主成分)が付いているそうです。
ちなみにガス版が「エコジョーズ」なのに対し、灯油版が「エコフィール」。
家庭用燃料電池は「エネファーム」、ヒートポンプ式電気給湯機は「エコキュート」。
くーー、紛らわしい!
「聴きジョーズ」や「話しジョーズ」は会話がスムーズに進みますね。
ガスタンクは大口バルクタンクで
24時間全館暖房&お風呂&給湯を担うLPガスは、バルクタンク(300kg型)による大口契約をしました。
この契約により、灯油や電気よりも低コストに抑えられています。
でもこの先13年間使い続けないと中途解約料がかかります。
LPガス料金が上がらないことを祈るばかりです。
洗面スペースのヒーターパネル
洗面スペースのヒーターパネルは、こんな肋木のようなものを採用しました。
(ちなみに、北海道育ちの夫は肋木を知らないそうです)
タオル乾燥にとても便利!
ここには湯上がりのタオルをかけて乾燥させることが出来て、すごく便利です
お勧め!
お風呂用リモコン
ボイラーのリモコンはキッチンにメインがあり、お風呂の中にサブが設置されています。
なかなかの高機能で、フルオート(お湯張り、温度一定、お湯レベル一定)はもちろん、お湯を落とすときに自動的に配管を洗浄する機能などもあります。
さらに音楽プレーヤーをつないで音楽を聴いたり(してないけど)、メインリモコンとの間で会話をしてこんな遊びをしたりも出来ます。
以上2階の暖房とボイラーのご報告でした。
出発進行!!
ここまでお読み頂き、まことにありがとうございました。
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